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羞恥日記-2-
 8~16 2017.11.12~2017.12.8


 

-8-
<縛られて開脚Mの格好で>
大阪から京都へやってきて、風花ホテルで一夜を過ごす25才の木村由紀。相手は27才の松田誠也です。
大学を出て、三年間、アパレル関係の会社に勤めていたけど、辞めた由紀。その会社の先輩が誠也です。その後も由紀はその会社にパートタイマー契約でいるところです。
「なのよね、まだ結婚しないで、このままで、いいんです、わたし」
「そうだよね、由紀はセフレ、それでいいんだよね」
京阪電車の祇園四条で降りて、東山の静寂な山ぎわの風花ホテルまで歩いてきます。二人で過ごす和室の名前は葵(アオイ)です。もう、関係をもって半年以上がすぎて、由紀、誠也とのセックスに慣れてきたころ、異変に気づいたのです。どうも誠也には、女を縛る、そういう欲望があるのです。
「ううん、いいのよ、わたし、ゆるしてあげる、せんぱいのこと」
イケメン、ちょっと陰鬱な表情をみせる誠也の表情に、女の由紀が心惹かれるのは、そうされたいと思う女ごころがあるからかも知れないと、由紀は思うのです。
「ああん、誠也さま、ああん」
金曜日の夜は、京都のこの風花ホテルで一夜を過ごします。キッスして、抱かれて、洋服を着たまま、からだをまさぐられていく25才の由紀。直接、誠也の手が肌に触れてくると、ゾクッとしてきて、乳首をつままれ揉まれると、もう、うっとり、目を閉じてしまいます。
「ああん、いやぁああん、はぁああ、ああん」
ブラウスのボタンをはずされ、ブラトップを胸のうえまで引き上げられてしまう由紀。スカートを脱がされ、ストッキングとショーツを膝うえにまで降ろされて、座布団に座らされる由紀です。由紀の後ろにまわった聖也の手に兵児帯が握られています。ベッドルームの前の四畳半、畳部屋です。鏡を前にして、後ろから誠也が、由紀の肩に手をかけ、背中に当てた赤い兵児帯を、肩からと腋の下から前へまわし内側からと外側から、膝裏へとまわして引き上げます。その兵児帯は背中へ戻されクロスされ、括られてしまうのです。由紀は、洋服の前をはだけさせられ、女物兵児帯で、膝ごとタスキ掛け姿にされてしまうのです。
「ああん、誠也さま、あああん、だめ、ああっ」
由紀の後ろに座る聖也が、兵児帯で膝ごとタスキ掛けした由紀の肩に手を置き、後ろへ倒して由紀の頭を胸で受けとめるのです。座布団にお尻をおいた由紀の膝が持ち上がり、足首が畳から浮き上がります。誠也は、スーツの上着は脱いだもののスラックスははいたまま、ネクタイはずしてカッターシャツのボタンをはずした姿です。膝ごとタスキ掛け姿になった由紀を、座椅子に座らせ、立ち上がり、スラックスを脱いでしまいます。
「ああん、誠也さま、わたしに、ください、ください・・・・」
由紀の顔は、目の前に立った誠也の、スラックスを脱いだあと、トランクスを穿いたままの腰の高さです。紺色トランクスを目の前にしての由紀は、座椅子に座って開脚Mすがたです。
「ほしいなら、やるよ、由紀、ほうら」
誠也がトランクスを太ももの根っこにまで降ろして、男性器を露出させたのです。ストッキングとショーツを膝上にまで降ろしている由紀の股間、女性器が露出した状態で男性器が露出されたのです。

-9-
まだ足のふくらはぎにストッキングとショーツが絡まっているのを、誠也が取り去ってしまいます。由紀の下半身、腰から足先までがすっぽん裸にされてしまったのです。ブラウスのボタンがはずされ、ブラトップがめくりあげられた上半身です。女のも兵児帯で膝ごとタスキ掛けされている由紀。座布団にお尻を置いて、うずくまる格好で、正面に立った誠也のチンポを咥内に頬張るのです。
「ううううっ、うぐ、うぐ、うぐううっ」
「うううん、由紀、なめろ、ぺろぺろ、なめてくれ」
由紀は、立ったままの誠也の腰から突き出た勃起チンポ、陰茎の下半分を両手に挟みます。陰茎を挟んだ手をぎゅっと押し込んで、亀頭からカリ首までをめくりあげるのです。その亀頭からカリ首、陰茎の上半分部を咥内に含みいれ、ぺちゃぺちゃ、じゅるじゅる、吸ったり舐めたりしていくのです。
「うう、ぐうう、うぐうぐ、ううぐう」
息する音がくぐもって、由紀の声が呻きになって洩れます。誠也は、チンポを咥えられた感覚で。膝ごとタスキ掛けにした由紀の半裸を、うえから見ます。由紀のあたまに手をおいて、チンポを咥えた由紀の動きを操縦します。
「うううん、いいよ、由紀、いいよ、いいねぇ」
ぶっちゅ、ぶっちゅ、じゅっぱ、じゅっぱ、勃起したチンポを咥えている由紀に、声をかけてやる誠也。そこそこフェラチオが進むと、チンポから唇を離した由紀が、はあはあ、はあはあ、興奮する息使いになってきます。誠也は、フェラさせるのをやめさせ、座布団にお尻をおいた由紀を座布団ごと持ち上げ、座敷机のうえに置くのです。
「ああああ、誠也さま、あああん」
座敷机の上の座布団にお尻を置いた由紀。その正面に誠也が座り込みます。由紀の股のまえに、誠也の顔です。
「ほうら、足を、ひらいて、ほうら、由紀、見てやるから」
「ああん、誠也さま、はずかしい、ああ、そんなの、恥ずかしい」
膝ごとタスキ掛けされている由紀です。膝を閉じようと思えばまだ閉じられます。由紀は自由になる手を座敷机に置いて、倒れるのを支えます。
「あああ、ああん、誠也さま、あああん」
膝をひろげられてしまう由紀。そのまま後ろへ倒されて、膝をひろげられ、座敷机の座布団に背中を置いて寝る格好になります。
「あっ、あっ、あああん」
誠也が、由紀の太ももを外側から抱いてしまって、顔を、股に当ててしまったのです。由紀のまだ合わさった陰唇を、縦から唇に挟み込み、舌を合わさった陰唇の内側へ、入れてしまうのです。
「あん、あん、いやぁああん、誠也さまぁ」
唇で、陰唇を開かれていく由紀。じゅるじゅると吸われ舐められる感触に、由紀、じんじんと柔らかい刺激を感じるのです。

-10-
風花ホテルの葵の間、25歳の由紀、京都までやってきて、誠也と交情している最中です。まだ、いっかいめ、由紀は半裸といっても下半身、腰からしたは裸です。ブラウスのまえははだけられ、ブラトップは胸上にまで持ちあげられた格好です。女もの兵児帯で膝ごとタスキ掛けされた由紀。開脚でMの格好です。仰向いて背中を下にした座布団ごと、座敷机のうえに置かれた由紀です。拡げた由紀の股間の前に、座敷机にむかってあぐら座りの誠也がいます。
「ああん、いやぁああ、ああん、あっ、あっ、ああっ」
ぶちゅぶちゅ、じゅるじゅる、由紀の股間へ、誠也の唇が押しあてられ、縦の陰唇を唇で横にひろげていく誠也です。由紀は仰向いたままなので、顔を持ちあげると誠也の頭が見えるだけ。じゅるじゅると隠しておきたい処を吸われている感覚と、音が聞こえるだけです。
「由紀、いいね、おいしい、おいしい、とっても」
「ああん、あああん、誠也さま、ああん」
先に誠也のチンポを、口に含んでフェラした味がまだ残っている由紀。空をつかむ感じで、陰唇を舐められ、膣口を舐められる感覚が、おぼろげない実感です。
「ああ、ああ、ああっ」
開脚でM姿、仰向いている由紀が、手を伸ばして誠也の頭におきます。誠也は、手で由紀の乳房をまさぐりながら、じゅるじゅる、じゅぱじゅぱ、唇で、由紀の陰部を舐め吸いします。舌を膣に挿し込みますが、届くのは入り口だけです。こんやの最初のクンニだから、指は入れてやりません。このあと。勃起させたチンポを、そこに挿し込み、結合するから、まだまだ神聖な個所だから、そのままご神体には触れないで、置いておくのです。
「あああん、誠也さま、おくが、おくが、疼くの、あああん」
「うううん、由紀、奥が疼くのかい、奥の方は、チンポだね」
「いれて、いれてほしい、ああん、入れて欲しいです」
膝ごとタスキ掛けされた格好の由紀は、畳の上のもう一枚の座布団に、お尻を置かされます。誠也と向きあい、抱きあいます。開脚のまま、由紀、足を投げ出す格好の誠也に、抱かれます。
「ああん、誠也さま、あああん」
向きあって、由紀の股間へ、誠也の股間が密着していきます。誠也の勃起するチンポが、由紀の濡れだしたオメコに、挿し込まれていきます。
「ううううっ、ああ、ああっ」
由紀の唇が半開きになり、顔が軋みます。おんなが男の性器を受け入れたときのトキメキ感です。
「おお、おお、由紀、いいね、いいね、おおっ」
ぶすっ、ぶすぶすっ、男27才、誠也の勃起チンポが、女25才、由紀のオメコに挿し込まれ、密着してしまったのです。密着してしまって、抱きあう誠也と由紀です。誠也が前のめりになると、由紀の足首が浮きます。誠也が腰を揺すると、由紀の膣のなか、亀頭が揺すれて擦れます。
「ひやぁああ、いい、いい、ああん、誠也さま」
「うん、うん、由紀、いいね、いい気持だね、おおっ」
からだの、男の性器が、女の性器と結びつき、女の由紀は呻き喘ぎます。身悶えして春を迎えるのです。むっくり、おきあがってくる、快感に、由紀、くぐもった声で呻くのです。
「ううううううっ、ぐうう、うう、うう、ひぃいいいいっ」
「いいね、いいね、おお、おお、いいねぇ」
「ひぃいい、いい、いい、いいですぅ」
絡み合い、抱き合い、弄り合って、性器は密着の状態で、由紀はアクメを迎えにいきます。誠也は射精のときを迎えていきます。まだまだ、奥の方に生じてくる快感の兆しです。

-11-
アクメのときを迎えだした由紀と誠也です。誠也は、由紀に施していた膝ごとタスキ掛けの兵児帯を解いてやり、自由にさせます。由紀は、うっとりです。、むこうのダブルのベッドにいきます。仰向いてねそべる誠也の腰をまたぐ由紀。いつのころからか、騎乗位スタイルが好きな誠也。最初は恥ずかしかった由紀ですが、からだの自由が効くことから、自分でからだを操縦できるように思えて、言われっるまでもなく、またいであげるのです。
「ああん、いいの、いいのよ、わたし、ああん、あかちゃんできても、いいかもぉ」
由紀、誠也の腰をまたぐとき、チンポの陰茎を握ってあげて、お股の真ん中をまさぐり、亀頭を埋め込むんです。
「ああん、誠也さま、ああ、ああ、あああん」
誠也の手を借りて、亀頭を膣に挿し込む25才の由紀。もう子どもじゃないから、女の責任でからだのことをコントロールしなくちゃいけません。
「ああん、いい、いい、好き、好き、好きですぅ」
「ううん、由紀、おれも、好きだよ、由紀のこと」
「ああん、もっといれて、もっと、いい気持にして、ああん」
もう半分以上アクメに昇っている由紀です。うずうず、じんじん、からだの芯が疼いています。とろとろのお蜜が流れ出てしまう感覚が、わかります。じぃいいいい~んと滲んでくる快感に、由紀、もメロメロ状態です。
「ああん、あん、あん、あああん」
「ほうら、もっと、腰、うごかして、ほうら、由紀、もっと、もっと」
「ああん、だめ、だめ、いきそお、いこそおですぅ」
「ううん、だめだよ、まだ、いっちゃだめだよ」
「はぁああ、まだ、まだ、ああっ、まだ、まだ、いけます、ああん」
ぶっすり、勃起チンポをオメコに挿し込んだ由紀が、男のうえで悶えます。とろとろになっている膣のなか、膣の口、濡れてヌレヌレ、蜜溜まりです。
「ああん、つけて、つけて、つけてあげます、誠也さまぁ」
スキンをつけてあげる由紀。またがっている誠也の腰からいったん降りて、正座して、スキンの袋を切り開き、つまんで誠也の亀頭にかぶせてあげる。由紀、ドキドキ、誠也のチンポ、勃起したチンポ、男の性器、スキンをつけ終わると、そのまま陰茎を握って、その腰へかぶさるようにして、またいで、チンポを自分で挿し込むのです。
「ああ、ああ、いい、いい、あああん、イッテも、いいですか、イッテもぉ」
ぐいぐい、密着させた股間を、前へ後ろへ、お尻ごと動かしていく由紀、情動のままにこすりつけていく由紀です。
「あああああっ、いくいく、いきますぅ、うううううっ!」
由紀のオーガズムが起こってきて、誠也の射精がはじまります。ぴくんぴくん、膣のなかで射精される由紀。もう、いいしれない快感に見舞われていく25才の由紀なのです。

-12-
少しエッチな誠也のことを、由紀は、結婚相手としてふさわしいかなぁ、と思っています。25才、まだ赤ちゃんを育てて、ママするよりも、デザイナーとして仕事をしたいな、と思っているから、先の事として思うのです。週末には京阪電車で京都までいってラブホテルに泊まる。このままでいいのかどうか、由紀には判断できませんが、成り行きに流されている感じです。
「ああ、誠也さま、わたしと、こんなしていて、いいのかしら」
ベッドでショーツを穿きながら、ふっと誠也につぶやく由紀。誠也は、曖昧に、そうだねぇ、いいでしょ、と答えてきます。
「こんやは、ここに、泊まれるんだろ、由紀」
「ええ、泊まるけど、もういっかい、してあげる」
アクメを迎えたとはいっても、25才の由紀、十分にからだが満足したかと問われたら、まだまだ満足したいです、と答えようと思います。
「あああん、誠也さま、してあげる、してあげる」
肘掛椅子に座った誠也の腰に、顔を埋めていく由紀。先にセックスを終えてから15分ほどが過ぎたところです。ラブホテルにいて、抱きあっていないと、間が持たないところです。ブリーフを腰から太もものところまで下ろして、チンポを剥きだしてしまう由紀。男のシンボル、誠也のチンポ。由紀は、誠也のチンポ以外に、ナマのチンポを見たことありません。処女を誠也にあげて、それいらい、いままで、ほかの男子のものはアダルトのところで見るけれど、ナマではありません。
「ふうう、ああ、うううん、ふうう」
握ってあげて、剥いてあげて、先の亀頭のところを唇に挟んであげて、ぎゅっと締めてあげると、誠也がうううっとお声を洩らすから、きっと気持ちがいいんだと納得する由紀です。
「うん、ああ、うん、おいしい、食べちゃいたい、ううぐうう」
肘掛椅子に座った聖也のチンポを、お口に含んでなめなめすると、うずうずしてきます。気持ちがうわついて、からだが浮き上がる感じで、ふ~~っとなってしまう由紀です。
「ううん、いいね、いいよ、由紀のふぇらちお、いいよ、とっても」
「はぁああ、ああん、誠也さま、おチンポ、はぁあああっ」
陰茎握って、亀頭を剥き出し、ぎゅっと締めあげる由紀。誠也が、胸に手を伸ばしてきて、乳房をまさぐってきます。立ち上がる由紀。ほぼ全裸、肘掛椅子に座った誠也の前に立つ由紀です。無地のショーツを穿いただけの由紀です。前のめりになり、誠也の肩に手を置きます。誠也が、腰に手を当ててきて、ショーツのゴムのところから手を入れてきちゃいます。
「ああん、うううん、ああああん」
ショーツを太ももの根元まで降ろされてしまう由紀。陰毛を弄ってくる誠也。由紀は手を誠也の肩に置いたまま、弄られていくのに任せます。
「はぁああ、あああん、はぁあああん」
気持ちがううっと迫ってきて、おもわず呻きのような声を洩らしてしまうんです。

-13-
肘掛椅子に座った誠也、その前に立つ由紀です。ブリーフを脱がしてあげ、裸にしてあげた誠也のチンポを、フェラチオしてあげたあとです。誠也の肩に手を置く由紀の腰から、ショーツが脱がされてしまいます。
「ああん、誠也さま、ああん」
陰毛を弄られながら、閉じた太ももの根元の真ん中を、こすりあげられてしまう由紀。閉じてはいるものの、その奥はおんなの性器が隠されている処です。
「うん、うん、由紀、ここ、ここ、感じる処、だろ、ここ」
「ああん、感じちゃう、ああん、感じちゃうところよ、あっ、ああん」
誠也の肩に手を置いて、立っている由紀の乳房が、誠也の左手で弄られます。右手は、陰毛に這わせられ、股の先っちょを弄られながら小さな声で囁かれる由紀。
「いいんだろ、なぶってやるよ、足、ひらけろよ」
「ああん、あし、足、ひらく、ああっ」
由紀は言われるまま、立ったままで、足首を、少しひろげます。誠也の上に向いた手の平が由紀の股間に差し入れられます。差し入れられ、柔らかな陰唇部分を外側から包み込まれ、軽く握られます。
「ああっ、ああん、誠也さまぁ、ああっ」
「やわらかいね、由紀、ここ、揉みほぐしてやるよ」
陰唇を手に包まれて、揉み揉みされだす由紀。外側から揉まれると、内側が擦れてしまいます。膣口が刺激されます。それから、弄られている乳房の、乳首をつままれ揉まれます。
「ああん、あっ、あっ、ああん」
足首を少しひろげて立っている由紀の膝が、折れてきます。膝が合わされてきます。股間にある誠也の手を、由紀、股間を閉めて挟むのです。
「ああん、ああん、だめ、だめ、ああん」
包み込まれた陰唇の真ん中、膣のなかへ中指が一本が、挿入されたのです。誠也は、丹念に、ゆっくりと、由紀のからだに火をつけ、炎をたたせていくのです。
「ああっ、ああん、はぁあああん」
小さな呻き声、由紀の声は、かすれた声質、洩れてくる由紀の吐息に、誠也の気持ちが高じてきます。
「ああん、ああん、あっ、あっ、ああん」
膝を折り、太ももを締め、お尻を揺すりだす由紀。立ったまま、誠也の指一本が、膣のなかへ挿入され、膣襞をこすられているからです。からだの奥、指一本だから奥の奥、というところまでは到達していませんが、由紀、チンポではないお指で、ちょっときつめに擦られて、じわりじわり、炎が燃え盛りだします。ここは男と女が欲望を満たし合うラブホテル。京都は祇園の奥の山ぎわにある風花ホテル楓の間。由紀25才と誠也27才の愛の巣です。

-14-
足首を30㎝ほどひろげて立っていて、手を誠也の肩にのせている由紀。誠也が右手を、由紀の股にかぶせていて、中指を膣のなかに挿し込んでいるのです。誠也の左手は、由紀の乳房をまさぐり、乳首を親指の腹で撥ねます。
「はぁああ、ああっ、ああっ」
膣のなかを中指の腹でこすられる由紀。腰を曲げ、太ももを震わせます。誠也は全裸になった25才由紀のからだを、まさぐりながら、チンポをわななかせるのです。
「いいんだね、由紀、感じるんだね、由紀、ここ、ヌルヌルだよ」
「ああっ、誠也さま、ああっ、そこ、そこ、ああっ、ああっ」
膣のなか、中指の腹がとろけだす襞をこすられるから、由紀、潤った呻きの声を洩らします。風花ホテル、女と男の密室です。肘掛椅子に座った誠也の前に立っている由紀。立ったまま、膣のなかを指でこすられ、乳首をはねられていきます。立ってられない、しゃがみこみたい、由紀のからだは浮いていて、誠也のなかに倒れ込みたい気持ちです。
「ああ、ああん、誠也さま、ああ、ああ、立ってられない、ああっ」
顔が喜悦に歪みだしてきた由紀を、誠也が察知します。立ってられないと由紀が告げるところまできて、誠也は立ち上がります。かわって由紀すを肘掛椅子に座らせます。
「ああっ、はぁああ、あああん」
肘掛椅子に座って、左横に立った誠也の腰をまさぐる由紀。全裸の誠也です。陰毛が生えるなかから起きあがっているチンポを握ります。誠也が腰をぐっと由紀に近づけてきて、由紀、握ったチンポの亀頭を唇に挿し込みます。上半身をねじって、顔を誠也の腰に向けています。握ってあげたチンポを口の中に含み、じゅるじゅる、ぺちゃぺちゃ、フェラします。誠也は肘掛椅子に座った由紀の頭を、右手で抱え、チンポを咥える顔を支えます。左手が由紀の股間へ降ろされます。
「うう、うぐ、うう、うぐっ」
肘掛椅子に座った由紀が、膝をひろげ、太ももをひろげ、股間を露わにして誠也の左手で、まさぐられるのです。
「いいね、濡れてる、いいね、由紀、とろとろだよ、いいんだね」
「うぐ、うぐ、ううううっ」
由紀は、誠也の声かけに、チンポを咥えたままで頷きます。誠也の指二本が、膣に挿し込まれているんです。二本の指で、膣のなかをうごめかされる由紀。子宮のまわりが、その奥が、うずうずに疼いてきます。お指での膣襞こすりは、チンポで擦られる感触よりも直接的できつい刺激です。
「うう、ぐうう、うう、ぐううっ」
由紀の膝がひろげられ、座っている椅子の、肘掛をまたぐようにのせられ、お尻を前へずらされます。由紀の太ももは160度にもひろがって、股間が斜め上向きます。誠也の手がひろがった股間をまさぐり、お指がいっそう由紀の深くへ、膣の奥へと挿し込まれるのです。

-15-
肘掛椅子の肘掛に、太ももをひろげてまたがらせた由紀。お尻を前へ突き出す姿勢で、頭が背凭れにきます。左横に立った誠也が、腰を突き出し、勃起チンポを由紀に咥えさせています。右の手を由紀の頭にまわして自分の腰に近づけます。由紀が、左手で、チンポの陰茎を握ります。突き出させた亀頭からカリ首を、咥内へ挿し込みます。
「ううっ、うううっ、ふうふうっ」
「ああ、由紀、ひろげたままだよ、ひろげたままだよ」
誠也が左手を由紀の股間にあてがって、中指と薬指を由紀の膣へ挿入です。
「うううっ、ああん、ああん」
由紀、空いている右手で右膝をぐっとひろげます。誠也の指が膣に入れられ、ぐじゅぐじゅ、べちゃべちゃ、襞が擦られるのを受けるのです。チンポは握ったまま、口から亀頭を抜いてしまって、快感の呻き声を洩らしてしまいます。成熟しはじめた25才、デザイナー由紀の甘い、うわずった、ハスキーな声が、誠也のこころに沁みます。
「あっ、あっ、ああん、ひやっ、ひやっ、ひぃいい」
「うんうん、由紀、べちゃべちょだよ、おおっ、奥のほう」
「ああん、いれて、誠也さま、いれてください、おちんぽ、ああっ」
指で弄られ、トロトロの、とろけそうな表情の由紀が、ナマを入れて欲しいというのです。
「ほしいのか、由紀、ほしいんだね、チンポ、いれてほしいんだね」
「あああ、いれて、ほしい、いれて、ください、あああん、誠也さま」
誠也が由紀が座る肘掛椅子の正面にまわり、左右の腕を由紀の脇腹から背中にまわして、腰からの勃起チンポを、大きく拡げた由紀の膣へあてがい、ぶっすと挿し込みます。静寂な佇まいの風花ホテル、その一室です。よがる女の由紀は、誠也の勃起チンポでいっそう、呻き悶えてよがります。
「ほうら、ほうら、由紀、ほうら、ほうら」
ぶすぶす、ぶすぶす、誠也には今日の二回目だから、性急さよりも余裕です。チンポをコントロールしながら、由紀の悶えてくる反応を楽しむかのように、余裕です。
「はぁああ、ああん、あああん、ひぃいいい」
由紀がひろげる股間の真ん中、めくれた陰唇、挿し込まれた勃起チンポ、その抜き挿しで、ヌルヌルのお蜜が汲み出されます。
「ああん、誠也さま、ああん、いい、いい、もっと、ああっ」
「おお、おお、いいね、いいきもちだ、おお、おおっ」
ぶすぶすっ、完全に硬く硬くに勃起した誠也のチンポが、由紀を歓ばせます。膣のなかがひろがりすぼまり、ぺちゃぺちゃ、ぶちゅぶちゅ、水が流れるような淫らな音が、醸しだされてきます。いよいよ、25才の由紀、アクメに達してきているのです。

-16-
風花ホテルの一室で、全裸になって肘掛椅子に座る25才のデザイナー由紀です。座った椅子、太ももから膝を肘掛にのせ大股開き、そこへ誠也が正面から、チンポを由紀のオメコに挿し込んでいるのです。
「ああん、ひぃいいい、ひぃいいいっ」
アクメに昇っていく由紀。じゅるじゅる、とろとろ、誠也がチンポを挿し込むたびに、悶えの声を洩らしてしまう由紀。
「おおっ、おおっ、ううっ、ううっ」
ぶすっ、ぶすっ、誠也の勃起チンポが、由紀のなかに埋め込まれます。
「ああ、ああ、いい、いい、ああん」
「うううん、由紀、おおおっ、由紀、おおおおっ」
ぶすぶすっ、そうして誠也が勃起チンポを抜き去ります。射精が近づいてきて、スキンをつけるためです。抜き去られた由紀は、そのままじっと、股間をひろげたまま、誠也の次を待ちます。もう、アクメへ昇りはじめたところで中断です。
「はぁああ、はぁああ、ああっ」
軽い深呼吸で、上がった興奮を鎮めます。誠也がスキンをつけおわり、ふたたび勃起チンポが挿し込まれます。
「ああん、ひぃいい、ひぃいい、ああん」
「うううん、由紀、おおっ、おおっ」
ぶっすぶっす、ぶすぶす、ぶすぶす、誠也のチンポが挿し込まれます。由紀はそのピストンの動きに反応していきます。
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいっ」
「いいのか、由紀、気持ちいいのか」
「はぁああ、いい、いい、はぁあああ、いい、いい、はぁあああっ」
ぶすぶす、晴彦の射精がはじまります。晴彦が呻いて痙攣させていきます。ぴしゅんぴしゅん、ぴくんぴくん、由紀はその刺激に反応します。
「ひぃいい、いい、いい、ひぃいいい~~っ!」
何度目かの射精の痙攣で、由紀はアクメの頂上に至ります。ぐぐぐぐっと迫りあがる快感に、裸体を反らし、お顔を反らし、声を洩らして、とろとろになります。
「ああ、ああ、ああっ」
ぴしゅん、ぴしゅん、おもらししてしまって、べっちょりにしてしまう由紀。かぶさられた誠也のしたで、深呼吸からぐったり、気を失ったかのように、余韻をむさぼります。忘れられない感覚です。