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えろす玲奈

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えろす玲奈-1-
 1~6 2017.2.6~2017.2.9


 

-1-
コンビニでアルバイトしている広瀬玲奈が、芸能プロダクションの社長だという町田晴樹から声をかけられたのが午後三時、バイトタイムが終わって出てきたところでした。玲奈には、正月明けから玲奈がバイトに入っている時間帯、ほぼ毎日、午後二時から三時ごろ、店へ来てコーヒーとスナックパンを買っていくダンディーな男性です。名前はわからないけれど、アラフォー、紺のスーツ姿、黒いベンツを店の前に停めての買い物をしていきます。
「乗らないか、少し、話をしたいんだ、キミと」
「ええっ、どういうこと、なんでしょうか」
町田晴樹という名前で芸能プロの社長だと名乗ったから、二十歳の玲奈はスカウトされているんだと思います。
「ここのバイトよりは、いい話だと思うんだけど」
「ええっ、仕事の話ですか、どんなお話かしら」
顔なじみになっていたし、感じのいい紳士だし、なによりベンツに乗っている町田です。玲奈は芸術大学の二年生、二十歳を過ぎたところです。可愛いというよりキリッとしまった美人顔、見た目のプロポーションも抜群で、芸大のなかでも評判の美女なのです。
「ええ、バイトは来週の月曜まで、四連休ですが、どうしてですか」
「いいや、なんでもないけど、ちょっとさ」
国道171号線の大山崎から名神にはいって、琵琶湖が見えるところまで30分とかかりませんでした。ベンツが比叡山の麓を走っているところまでは覚えているけれど、玲奈には、そのあとの記憶がないのです。気がつくと、窓がカーテンで封印された八畳洋間の真ん中、シングルベッドに仰向き、寝かされていたのです。
「どうしたの、ひろせれいなさん、しかたないから、つれてきたんですよ」
「ええっ、ここは、どこ?、わたし、どうして、ここに?」
アンティークな洋間、まるでモデル撮影のお部屋みたいな、壁面には書棚があり、英国製のようなアンティークな椅子とテーブルがあります。寝かされているベッドは四隅が棒状で30㎝ほどの高さになっているアンティークな木製です。天井が変に鉄棒でしょうか1mほどの格子状に組まれています。薄暗いですが、スポットライトがいくつもつけられています。
「玲奈さん、見せてもらいましたよ、免許証、それにスマホのなかとか」
「ええっ、そんなのずるいです、わたしのプライバシー」
玲奈は、あれも見られたのではないかと思います。秘密のモノ、今日、コンビニ受け取りで注文していたあれ。
「ゆっくり、してもらおう、あとは手配しておくから」
そう言い残して町田が部屋から去って、しばらくすると若い学生風の男子が二人、部屋へ入ってきたのです。玲奈は、一瞬、身を引き締めます。もうベッドから降りていて、テーブルとセットの背凭れ椅子に座っていました。
「玲奈さん、ようこそ、ここへいらっしゃいました、ぼくは村山というんだ」
デニムのズボンに空色セーターを着た男が、村山と名乗ります。もう一人、赤色セーターを着た男は、山中と名乗ります。二人ともイケメン、悪くはない、善良な青年、といった感じです。

-2-
茶色の巻きスカートに黒ストッキング、それに上着は脱いでいるけどピンクのセーター姿の玲奈。椅子に座っている後ろから、山中に腕をつかまれ、立たされてしまう玲奈。
「ああん、なにするんですかぁ」
「いいから、手を後ろへまわすんですよ」
村山が玲奈の前に立ち、肩に手をおいて抱きしめます。玲奈の顔は村山の首のところです。後ろにまわされた手首が括られていきます。
「いやぁああん、ううっ、ふぅううっ、ぐうっ、ぐうっ」
前から抱きしめた村山が、玲奈の口へ布切れを入れ込み咬ませます。咬ませたうえから上唇と下唇の間へ紐をいれ、横一文字にして頭の後ろで括ってしまいます。後ろ手に括られ、猿轡を咬まされてしまった玲奈です。
「ううっ、うう、うう、ふう、ううっ」
声を塞がれてしまって、玲奈の顔が歪んでしまって、美貌が屈辱に変わります。
「ふふん、裸にしちゃうぜ、観念しろよな、玲奈」
後ろから山中に抱きつかれ、村山にスカートを脱がされてしまう玲奈。足をじたばたさせる気力もなく、猿轡の内からくぐもった声を洩らす玲奈です。なにが起こっているのか、ここが何処なのか、玲奈にはかいもくわからない。でも身の危険を感じて、からだを揺すります。揺すっても男の手の中です。抗いようもなくなされるがまま、黒ストッキングが脱がされ、ショーツが脱がされ、下半身を剥かれてしまったのです。
「そうだな、吊るしだな」
手首を括った紐が後ろから前へ、乳房の膨らみの上に二重下に二重まわされ、天井の鉄棒を通して降ろされたロープに手首を括られ、引き上げられ、足裏が床にぴったし着くところで留められたのです。
「ううううっ、うう、うううっ」
涙を溜めた目が、何かを訴えている玲奈ですが、猿轡が咬まされているので呻くだけ。言葉にはなりません。
「おお、おお、ええ格好だわ、玲奈、ええ太腿やなぁ、ええ腰やなぁ」
「ううっ、ううううっ、ううっ」
後ろ手に括られ吊られた玲奈が呻き声を洩らします。村山と山中が玲奈の正面50㎝離れて立っていて、裸に剥いた腰からの下半身をしげしげと見ているのです。白い肌のくびれた腰、ふっくら膨れる太腿、ぴったしくっつけられた太腿から膝、ふくらはぎ、足首。隠しようがない黒いちじれ毛のフワフワ陰毛が、黒すぎて卑猥です。
「ふふっ、町田師匠がくるまでに、裸にしとかなくちゃ、な」
背が高くて細めの村山が、玲奈が着ているピンク色セーターの中へ下から手を入れ、インナーのブラトップごと紐の下から抜きあげて、乳房を露出させてしまうのです。
「うううう、うううう、ううううっ」
猿轡を咬まされている玲奈は呻きます。身体を揺すって抗いますが、男二人、乳房が露出され、セーターは首から頭の後ろへまわされて、肩と腕に残されて、無残な裸体となってしまった芸大二年生、二十歳の玲奈です。

-3-
コンビニでバイトしている芸術大学二年生の広瀬玲奈が、町田晴樹の別荘に連れ込まれ、男たちの手にかかって、からだの内部から性的に改良され、エロスショーのアイドルとして仕立て上げられていくのです。
「いい格好になったな、玲奈さん、ゆっくり、していけば、いいから、ね」
玲奈が今いる部屋はアンティークな洋間。16畳の広さの調教部屋です。町田晴樹が部屋へ入ってきます。ダンディーなスーツ姿の町田晴樹が、ほぼ全裸にされ、後ろ手に括られた玲奈とご対面です。
「どうだね、こんな格好、素敵じゃないかい」
町田晴樹が、乳房を絞りあげ、天井から吊るし、立ち姿で足裏を床につかせた広瀬玲奈の前に立ちます。村山と山中が町田の両側に立っています。
「いい乳しているなぁ、さすが芸大生だ、たんまり、稼がせてもらうよ」
「ううっ、うう、ううっ」
布を口に詰め込まれ紐で唇をひろげた猿轡姿の玲奈が、町田の顔を見て、頭を振り、顔を振って泣きださんばかりで呻きます。何をされるのか、玲奈の気持ちは、怖さにおののく子猫です。
「そうか、そうか、猿轡、とってほしいか、村山、外してやれ」
背が高くて細身の村山が、玲奈にはめた猿轡を取ってやります。顔があらわれた玲奈です。
「どうして、こんなイヤらしいこと、するの、わたし、訴えるぅ」
セーターとインナーは身に着けているとはいっても腕と肩だけ、双方の乳房が紐で絞り上げられている玲奈です。玲奈が町田晴樹の顔をにらみつけています。
「こんなの、恥ずかしいです、やめて、ほどいて、おねがいです」
「ふふ、だめだ、玲奈、おまえは、もう、ここから出られない、観念しなよ」
ニタニタ、胸の乳房も、恥丘の陰毛も、ふくよかな臀部も、裸の玲奈を、ゆっくりと眺め入りながら、町田晴樹がゆうのです。
「ほら、山中、玲奈を、吊し上げてやれ」
ずんぐりスタイルの山中に、町田が、玲奈を吊りあげろといいます。山中が玲奈を括って引き上げたロープ、天井の鉄棒から降ろした方を持って、巻き上げ機で、ぐいぐいと巻き込みます。玲奈の足裏が床から離れます。
「いやぁあ、いやぁああ、だめ、だめ」
玲奈の足裏が、床から離れ、太腿から膝を、膝から足元をばたつかせます。足が宙を蹴ります。こうして二十歳の玲奈が、後ろに手首を括られたままのロープで、床から30㎝も吊りあげられてしまったのです。
「ああっ、いたい、いたい、ああ、ああっ」
前のめりになった玲奈が、歯を食いしばります。先には足をばたつかせたけれど、それも束の間、ずっしりとからだの重みがかかって、身動きしなくなります。
「いっぱつ、しばいてやるぜ、玲奈」
玲奈の臀部へ、町田が平手打ちします。パシンと尻の肉をしばく音がすると、玲奈がヒイイと悲鳴をあげます。
「ゆうこと、きかないと、痛い目にあわせるから、なっ」
「ひいいいっ、ひぃいいっ」
バシン、バシンと、二発、三発、玲奈の臀部へ、町田晴樹が平手打ちしたのです。
「どうだ、玲奈、おまえはエム性のメス猫だ、たっぷり、可愛がってやるぜ」
「ひぃいいっ、ううううっ、むむむむっ、あああっ」
紐に巻かれた二の腕と後ろで手首を括られた玲奈。その腕から肩以外は裸の芸大二年生玲奈。可愛いアイドル、ぽっちゃり二十歳の玲奈が、男たちに、性に未熟な女子学生が、ねっちり性的調教を施されていくのです。

-4-
<性調教を受ける玲奈>
玲奈が連れてこられた家の構造を書いておかないといけませんね。町田晴樹の別荘は京都大原の山裾に500坪の土地と、それに見合う大きな屋敷、見かけは和風の料理屋風ですが、別棟になった山側の洋館は、スタジオやライブハウスを兼ね備える施設です。洋館は一階がダンススタジオ、一階から二階に上がる階段の右側に、十六畳の洋室と八畳の調教部屋、それに四畳半洋室の監禁部屋があり、調教部屋と監禁部屋は扉一枚でつながっています。監禁部屋は畳一枚分の檻があります。いま玲奈がいる部屋は、この調教部屋です。それから階段左側にはやはり十六畳の洋間と八畳分のキッチン、四畳半スペースにバス、トイレ。十六畳の洋間は、右側が第一スタジオ、左側が第二スタジオ。第一スタジオはSMショーなどが開催され、調教部屋と監禁部屋とが一体になっているのです。
「山中、玲奈を降ろしてやれ」
後ろ手に括られている玲奈が、足を床から離されて吊られていたのは、一分強です。責め役の山中がロープを降ろし、玲奈を床に伏せさせます。
「あなたたち、卑怯だわ、わたしを、こんなめにあわせて、訴えますぅ」
「ふふん、強気だな、玲奈、痛い目にあいたいのか、ええっ」
手首が括られた背中を上にして海老の姿になった玲奈の髪の毛、とはいってもショートカットの髪の毛ですが、頭と顎をつかんで顔をあげさせ、前後にゆする町田晴樹です。
「ああん、許してください、許してください、おねがい」
ピンク色のセーターとブラトップのインナーがめくりあげられ首後ろに留まっているだけの玲奈です。傍には脱がされたスカートと黒ストッキング、それに白地に淡い花柄のショーツが。背が高くて細身の村山が、木製横長の背凭れ椅子を真ん中に曳いてきます。
「これに座るんだ、いいか、玲奈、最初は、この椅子、羞恥椅子とゆうんだ」
椅子の座部は胡坐座りできる幅で、両サイドが内側に反っています。奥座部の奥行きは50㎝ほど、背凭れの形状✖、高さは1m、手を広げさせて留められる仕組みです。座部の両サイドには高さ30㎝の杭が立てられています。
「ああん、いやぁあん、こんな椅子、ああん」
玲奈が羞恥椅子と言われたそれを見て、なんともいえない、怖さにまみれたような表情になってきます。座らせるのは山中です。背の高い細身の村山が、玲奈にもわかる前で、4K動画カメラを三脚にセットしています。
「わかるかな、玲奈、なにされるか、わかるかな、うっふふっ」
町田は、玲奈には手を下さずに傍で見ています。ちょっと小太り山中が、よいしょと後ろ手縛りにした玲奈を起こしあげ、椅子に尻を置かせます。玲奈はぴったし膝を合わせ、からだのYになる窪みを隠そうと、身をかがめます。
「どうする、ほどいてやろうか、どうだね、玲奈」
玲奈がふんふんと首を縦にふり、胸から後ろにまわして括られた紐を解いてもらいます。解かれて、身に着けていたセーターとインナーが脱がされてしまう玲奈。完全に全裸です。

-5-
玲奈のからだを括るのは、女物の兵児帯が使われます。柔らかくて肌に傷がつきにくい。町田は芸術大学二年生、二十歳の玲奈を美しく改造してやりたいと考えていて、肌に傷をつけさせない工夫を施すのです。
「動くなよ、玲奈、ほうら、手を、腕に、これを巻いて、だ」
ずんぐり体形の山中の本業は整体師です。玲奈の腕、肘にガーゼをあてがい兵児帯を巻きます。右肘にも、左肘にも、同じように赤と桃色の兵児帯を巻いて背凭れの✖板にひろげさせて括ります。玲奈は、なされるがまま、抵抗すれば何をされるかわからない怖さです。全裸の胸が、もう隠せなくなります。ぷっくら膨らんだ二十歳の女子、その乳房です。すでに正面から、4Kカメラが玲奈の裸体姿を収めています。斜め下にひろげた腕。手首と手の平は自由に動かせます。
「ああん、いやぁああん、こんなの、いやですぅ」
手首をもちあげ、手の指を握りしめ、ひろげられてしまった乳房を隠せなくて、動転する玲奈です。町田がニタニタ、慣れたもの。若い美肌の女子が恥ずかしがるのはあたりまえ。これから本格的に羞恥の極みへ追い上げて、マゾヒストに仕上げてやるんだと、町田晴樹は思うのです。
「ほうら、玲奈の足を、ひろげてやれ、いいな、山中、柔らかく、なっ」
「わかってますって、まだ二十歳、学生なんでしょ、経験してるのかどうかですが」
「そうだな、足ひろげさせたら、処女かどうか点検してやるから」
「そうですね、ひょっとしたら、処女かも、なぁ」
「まあ、いまどき、それはないと思うが、そのあとは、一発づつ、やってやるから」
「町田師匠、そうですね、やりたいですね」
全裸にされている玲奈は、腕を広げられたまま、足はぴったしくっつけている状態です。山中が、左右の膝にそれぞれ赤と桃色の兵児帯を巻きつけ、引き上げてしまいます。
「いやぁあああん、ひどい、ひどいこと、しないで、いやぁああん」
右足の膝が羞恥椅子の座部へ持ち上げられ、杭に巻かれます。そうして左の足も膝が座部へ持ち上げられると、太腿が八の字です。
「いや、いや、こんなの、いや、いや」
二十歳、芸術大学二年生、美しい女子ですがまだまだ子供っぽい顔の広瀬玲奈です。全裸で開脚、開腕、太腿から足首までが変形の菱型です。
「ふふっ、ついに、玲奈を、ここまで、追い込んだぜ、うっふふっ」
町田晴樹は、玲奈をこのまま軟禁しながら、調教して、エロいメス猫に仕立てていく計画を、描いているのです。
「いいじゃないですか、めっちゃ、ええからだしていますよ、絶品ですね、町田師匠」
整体師、身体トレーナーの山中が、ほれぼれ玲奈の羞恥する姿を眺めて、いいます。女子の肌の手入れ、麗しくさせるためのセックストレーニング、一月もすれば見違えるような女子になるはずです。

-6-
カメラ係の村山が羞恥椅子に置かれた玲奈の正面です。芸術大学二年生、二十歳になったばかりの広瀬玲奈。全裸にされてしまって肘をひろげて括られています。裸の肩から斜め前に降ろされた二の腕は閉じられない。でも肘から手首と手指は動かせます。手の平が合わせられるのです。玲奈の腰からの太腿は拡げられ、膝が座部横の左右の括られていて、股が開かれているのです。
「ばっちし、撮ってあげるからね、編集が、楽しみだなぁ」
動画はフレームいっぱい、玲奈の開脚で座った格好、胸丸出し、そうして顔が正面です。
「たっぷり、栄養価満点ジュースを飲んでもらって、美女になる、玲奈、いいよな」
村山は栄養士、玲奈に特製ジュースを食事として与えて、からだの内部から改造していく実験を、玲奈に行っていくというのです。固形物の食事は与えずに、流動物だけ。カロリー計算をして、美肌になるコラーゲンとか配合で、肥えず、痩せず、乳房と臀部を膨らませ、腰を細くする、女の魅力的な体形を作る計画です。
「ふふん、このジュースを飲ませてあげる、美味しいよ」
セットした4Kカメラは正面撮りっぱなし、村山がアングルを変えます。白濁甘味のジュースを飲ませるのは、ずんぐり体形の山中です。玲奈も喉が渇いて、唇に当てられたコップを、窮屈な手にだいて、ごくんごくんと飲み干します。ここで正面からの撮影が終わって、玲奈の右横、斜め上からのカメラポジションです。
「じゃあ、一発、やるまえに、玲奈のからだ、点検だな」
ここまで手を下さなかった町田が、玲奈の正面に立ちます。綿パンに赤いセーターの軽装です。女の色白い肌には赤い色が似あうというのです。
「ああん、いやぁあ、ああん、近づかないで、ああん」
身動き取れないようにされて弄られる、そう察した玲奈が、顔を横に二度三度ふって抵抗します。
「ふふん、可愛いな、玲奈、ふふん、可愛いお乳、ツンツン、だね」
町田は両手を玲奈の胸に差し出します。手の平を手前にして、玲奈の乳房を、裾から揺すります。垂れていない乳房ですが、たぷたぷと揺らされます。そうして玲奈の右乳房の乳首が、町田の右手指でつままれ、引っ張られます。
「ああん、いやぁああん、いや、いやぁ」
まだ輪ゴムの色に近い淡さの乳輪。引っ張られた乳首を支える乳輪を、町田の左手親指の腹で、擦りあげられます。
「柔らかいな、そのうち、膨らんでくるんだろうな、玲奈、そうだろ」
「うううっ・・・・・・」
顔を右横に向けて、町田を見ないようにして、ぎゅっと下唇を歯でかむ玲奈。屈辱、羞恥、怖さ、それらが入り交じった複雑な心境です。
「ふふっ、ここだな、玲奈、開いて、診てやるけど、その前に問診だ」
町田はパイプの丸椅子を持ってこさせ、羞恥椅子の前において腰かけます。正面に裸体をひろげている玲奈の目の高さに顔がきます。
「経験は、あるのかね」
玲奈の怖がる顔を見て、それから陰毛を右手の中指と人差し指で撫ぜ下げ、そうして親指の腹で股間になる陰毛の生え際を、たくし上げながら質問したのです。
「・・・・・・」
横を向いてむっと唇を閉ざしている玲奈です。セックスしたことがあるかどうかと、その経験の有無を訊かれていることを承知した玲奈ですが、そんなこと恥ずかしくって言えることではありません。
「そうか、黙っているところを見ると、経験あり、そうか二十歳で経験ありか」
町田の手指は容赦なく、玲奈の向かって右の陰唇をつまみます。つまんでめくり拡げます。内側は淡いピンクです。玲奈が腰から腹を揺すってきます。拡げられた太腿が閉じられるわけもないのに、膝が足首が内側に曲げられます。
「ああん、やめて、やめてください、おねがい、やめてぇ」
泣きだした玲奈、目から涙があふれ、こぼれてきます。町田は容赦なく、玲奈を蹂躙していきます。二十歳の芸術大学二年生、コンビニでアルバイトしている広瀬玲奈。これから、ここから、玲奈をセックス相手として男の性的欲望を満たします。玲奈の改造に取り組む村山と山中の餌食にもさせなければ、面目が立たない町田晴樹です。